
論理(Logic)の種類と研究者の立ち位置
今回のテーマは、マスターシナリオ『時の流れのギャスケット』における二人の研究者の立ち位置とロジックの違いについて、です。
アルゴリズムや計算理論などを専門とする応用数学者であるフリーマンは、純粋数学者ほどではない(と本人は自覚している)ものの、やはり厳密な真偽判定や公理系からの積み上げを前提とするスタイルから抜け出せません(そういったところが、作中のシステムセブンの理論にもよく表れています)。
一方、計算論的神経科学者である黒川は、一般的な実験系科学者よりは数学的厳密性へのこだわりはあるものの、そこまでこだわりが強いというわけではなく、真か偽か、という厳密なロジックだけではなく、確率的に仮説の支持の強弱を判断する「弱いロジック」や、性質の異なる主張の間をとる「中間のロジック」や、矛盾を認識しながらも状況によりそれを受け入れざるを得ない時には受け入れる「矛盾許容ロジック」やら、「論理(Logic)の種類は1種類ではない」というスタンスで、そういう視点から脳の仕組みを深く知りたい、というモチベーションを持っています。
マスターシナリオ『時の流れのギャスケット』では、登場する研究者はじめキャラクターのロジック、価値観、立ち位置など、いろいろ考えてキャラクターメイキングしていますので、そういったところにも着目して楽しんでいただけたら、と思います。
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